元新国劇 大山克巳先生が講演されました。
お弟子さんの新田さんを相手に「一本刀土俵入り」や月形半平太の「春雨じゃあ濡れて行こう」など、最後の国定忠治では合気道演武の木刀を借りての演技でした。
「鉄っ」「へい」「定八っ」「何です親分」
「赤城の山も今夜を限り、生まれ故郷の国定村や、縄張りを捨て、国を捨て、可愛い子分の手前(てめえ)たちとも、別れ別れになる首途だ」
「そう言や何だか、やけに寂しい気がしやすで」
ピッピッ、雁が飛んでいます。(笑い)「ああ、雁が鳴いて、南の空へ飛んで飛んでいかあ」
「月も西山へ傾くようだ」「心の向くまま、足の向くまま、あても果てしもねえ旅へ立つのだ」
「親分」どわっ。「あいつもやっぱり、故郷の空が、恋しいのだろう」
それで、万年水がたまっている処があるんですけど、これ(刀)を水に通して、
「加賀の国の住人、小松五郎よしかねが鍛えた業の、万年溜め雪水にいきを得て、おれには生涯、てめえという強い味方があったのだ」失礼いたしました。 (拍手喝采)
大山克巳先生は平成22年3月10日の春季大祭についで2回目の公演となりました。
春の大祭にて
まさかね、熊野神社の春の大祭に、赤城の山をやろうとは思いませんでした。でも本当にご利益があるある神社なんで、わりと現実的な男なんですけど、なんか化学やなんかでは割り切れない何かがあるってことは、私の体験でもあります。本当にね。大したことのない青年が一晩で二時間の主役ができちゃったり、思いもよらない蚊を叩いていた少年が(笑い)国定忠治をやれるようになったり、何かね、努力やなんかの前に何かがあると思います。
ええ、熊野神社には今後とも信心を続けて行くつもりでございます。
皆さんも、どうぞ信じて下さい。絶対、ご利益があります。
どうも有り難うございました。 (拍手喝采)